feve casa登録専門家による回答 No.002
手入れ、しっかりと。 耐久性、手入れ次第。 水、弱い。 床暖房、不可。
新田広史
無垢木材に油系ワックスをべっとり塗り土足で歩くのが中世ヨーロッパのお城の床。
木材と記したのはフローリングと呼ぶ薄さではなく10cm以上もある厚さの物を敷き並べるから。
ご質問は市販の無垢フローリング。たかだか18mm、厚くて20mmといったところです。油系ワックスをかければ良いのでしょうがそれでは良さが失われます。素足で気持ちのよいのは水性の薄塗りワックスのみで止めておかなければ感じられません。
よって、手入れは心して行うことが良いでしょう。椅子の足で傷がつくことは使いこんでゆく楽しみの一つと考えてください。水はすぐにふき取ってください。湿度であばれますからそれを欠陥と呼ばないでください(程度問題ではありますが)。床暖房にはほとんどのものが不適切です。
これらを承知でお使いになられれば、合板フローリングの表面がプラスティックような感触ではなく、「木」を楽しむことができます。
30年前を考えれば廊下の床は檜縁甲板が普通であったわけです。かたくしぼった雑巾でタッタッと四つん這いで拭いたわけです。
デザインシステム新田建築事務所 新田広史
2014年12月26日時点の回答です