毎日、家族の食事を考えながらクッキングするお母さんたちにとってキッチンは家の中でもっとも重要視したい場所です。毎日使うからこそ、自分にとって使いやすくて快適なスペースを確保することが大切になってきます。
今回はさまざまな「ママの目線」に立ってキッチンの在り方について考えました。小さな子を持つママ、忙しく働くママ、日中は自分の時間をゆっくり過ごしたいママなど、さまざまな視点から、リフォームや新築を建てる際の参考にしたくなるようなキッチン空間をご紹介します。
子供とのコミュニケーションを大切にするママへ
特に2階建てなどの場合は、キッチンの場所を決める際に子供部屋とは離れた場所になりがちです。料理をしている合間に2階に上がって子供たちと話すのはなかなか難しい状況のため、写真の住宅のようにキッチンから近く見渡せる場所に子供用の勉強スペースを確保するのもアイデアの一つです。
これなら学校から帰ってきた子供たちが宿題などをする際に近くで状況を確認できるので、料理が煮えたり、焼きあがるまでのちょっとした時間にコミュニケーションを取ることができます。子供たちにとっても帰宅後に母親と密な会話時間を確保できることはうれしいはず。母・子ともにメリットがあるキッチンスペースです。
たまには一人の時間を確保したいママへ
子供が学校に行っている間や、旦那が仕事に行っている間の束の間しか自分の時間を確保できないママには、キッチンとそこから続くダイニングスペースをカフェのようなリラックスできる空間に仕立てるのがおすすめ。昼食後の時間にコーヒーや紅茶と一緒にケーキを楽しみながら一人の時間をまったり過ごすことで、日々の忙しさから解放されるはずです。
自然素材を使ったインテリアや食器類など、こだわって揃えるのも良いでしょう。自分好みに仕立てることができるのはキッチンにいる時間が長いママならではの特権です。また、家族で夕食を取る時間には明るめの灯りと共に、食後のブレイクタイムや夫婦だけで楽しむ時間は間接照明やロウソクを活用するなど、照明を工夫するだけで、さまざまな空間に演出することができるはずです。
収納たっぷりキッチンは昼間に忙しく働くママへ
日中に忙しく働くお母さんには、収納たっぷりなキッチンがおすすめ。広めの収納場所があれば、準備・片付けの際にささっと取り出し、しまえるので余計な手間が省けて便利です。また、見せる収納としてよく利用する調理器具を壁やガス代のフード部分に吊り下げられるような場所を作るのもアイデアの一つです。
収納の際に意識するポイントとしては、上段スペースには軽いものや来客やパーティーの際のみに使用するような普段はあまり利用しない食器を収納、中段のスペースには日常的に活用するアイテムを、下段には鍋などの重いものを収納すれば、出し入れしやすい上に地震が起こった際にも被害を抑えることができ安心です。
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ライター/writer 栗原