4つの”マテリアル”を生かした上質な住まい

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ワンランク上の上質な住まいをめざすなら、取り入れたいのが”マテリアル”。木、石、紙、土などの自然素材を美しく生かせば、存在感のある重厚な住まいが実現します。今回は、それぞれのマテリアルの特長と魅力をご紹介します。素材の持ち味を存分に活かした、住まいの事例もぜひご覧ください。

木に包まれる温かな空間

日本では、古来から「木」をふんだんに取り入れ、住まいを作ってきました。色の濃淡や木目の表情など、ひとつとして同じものがない豊かな個性を持つ木。木々が発散する芳香は、私たちを癒してくれることも、科学的に証明されています。優しい手触りや温もりは、私たちの暮らしをより快適にしてくれそうです。

こちらのお宅では、床・壁・天井と表情が異なる木材をふんだんに使い、清々しい空間を実現しています。

職人技が光る紙をつかった和モダン空間

日本人が、長きに渡り愛用してきた「和紙」は住空間を彩るマテリアルとしても活躍します。楮、三椏、雁皮などの植物を主原料とし、伝統的な技法で生み出される和紙は、繊細なデザインもさることながら、温度調節機能にも優れています。

こちらのお宅では、壁に厚手の和紙、押入れの襖にも手漉き和紙を取り入れ、シンプルモダンで落ち着いた空間を実現しています。

機能性に優れた土をつかった華やかな空間

「土」を板状に焼いてつくられるタイルは、華やかな住空間づくりに欠かせないマテリアルです。さまざまな色合いや意匠を可能にする土は、優れたデザインを生み出せると同時に、調湿・消臭など機能性にも優れたアイテムを生み出しています。

こちらのお宅では、アズレージョと言われるタイルをキッチンの前面に施しています。さらに、床もタイル貼りにして明るく表情豊かな空間に仕上げています。
優れたデザイン性と機能を持つ4つのマテリアルをご紹介しました。いずれも、長きに渡り住空間に取り入れられてきた素材ばがりですが、現代ではさらに機能性がアップし快適性も加わりました。あなたもぜひ、癒しの住まいを目指し自然の恵みを暮らしに取り入れてみてはいかがでしょうか。

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ライター/writer naomi