景色には、はかりしれないチカラがあります。
光り輝く街の灯りに感動し、草木が風に揺れる様子に癒され、鮮やかな空・海のどこまでもどこまでも続く青に想いを馳せる。
いつも私たちは、外にある景色に感化されて生きています。
そしてそれらを家の中の「景色」として取り入れる技術を、日本では「借景」と呼ぶことをご存知ですか?
景色を借りると書いて「借景」。
この技術で、家の雰囲気や趣がガラッと変わります。そしてその借景をどこに取り入れるかもかなり重要。
今回は、美しい景色を家の中に取り込んだ「借景の家」をご紹介いたします。
時間ごとに変わる街の景色を楽しむ
高台に位置する横須賀のお宅からは、山々と街の様子を見渡すことが出来ます。
洗面所・浴室からもその様子を楽しめるよう大きな窓を設置。
周りの視線を気にせずに浴槽から景色を望める環境は、贅沢そのもの。
朝・昼・夕焼け・夜の灯り。時間帯ごとに変わる外の景色をゆったりと楽しめます。
森と家。一体感の素晴らしさ。
リビング大開口の窓から見えるのは、実際にすぐ手が届く距離に生い茂る森。
家の中と外の一体感は、まるで自分が森の中にいるような気になるほどです。
家の床、家具を自然素材にしたことで、その一体感は更に確かなものになっています。
このお宅なら、家の中でも森林浴ができてしまうかも。
開放感抜群!海をリビングに取り入れる
こちらのリビングからは、海の景色を楽しむことができます。
すぐに飛び込めてしまいそうなほど間近な距離。どこまでも続く水平線を、まさかリビングから眺められるとは……。
晴れた日には、リビング外に設けられたウッドデッキで乾杯!
まるでCMのような絶景とシチュエーションに胸が高鳴ります。
夜の煌めきに胸を打たれて
夜は毎日やってきますが、美しい夜景は毎日見られるわけではありません。と思っていましたが、それが叶うお宅を発見。
ダイヤモンドのようにキラキラと輝く街の灯りと、奥にそびえる山の稜線の美しさ。家
の構造・中のデザインももちろんとても大事ですが、どこに家を建てるかもそれと同じくらいに大事だということを再認識できるご自宅です。
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ライター/writer midori