小上がりで、一つの部屋に二つの独立した空間を。

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一般住宅でいう小上がりとは、リビングなどの床より一段高い場所に設置した和室のことをいいます。

一部屋まるまる用意が必要な和室だと費用や面積の都合などから難しくても、小上がりの和室ならどうにかなるというお声や、普段使いがしやすい小上がり和室の方がいいというお声など、時代に合うものを求めるお声をよく聞くようになってきました。

洋の空間に和の空間を入れても違和感のない小上がりという設計デザインは、様々な側面からの理由で注目され始めています。

お昼寝最高!おしゃれ小上がり

大きな窓から優しく降り注ぐ太陽の光。陽だまりの下でお昼寝が出来る最高の場所に小上がりが設置されています。

段差があるだけで、寝転がっても「床に寝ている」という感じが一切でないのも小上がりの大きな特長です。

畳とフローリングが混在しても違和感がないのも、段差が一役買っていそう。

色々使える小上がり

リビング内にある畳の小上がり。段差を作ることで、独立した立体的な空間がリビングに生まれます。

リビングでくつろぐもよし、小上がりでくつろぐもよし。選択肢が広がるという楽しみもありますね。

また、段差部分に腰を掛けてソファとしても使える点は、フラットな和室にはない大きな魅力。ゴロンとお昼寝したり読書をしたり、荷物を一旦置く場所にしたりと、色々使える小上がりです。

個室にもなる!贅沢小上がり

洗練された雰囲気のリビングに、淵なし畳の小上がりが馴染んでいます。

こちらの小上がり、実は個室としても楽しめるんです。プリーツスクリーンを下げれば、完全に独立した個の空間に。オープン空間と個の空間をシチュエーションによって変えられる、自由度の高い小上がりです。

小上がりは「個室」にもなり得る設計があるんですね。覚えておくといいことあるかも。

小上がりをリビングの中心に

広いリビングに設けられた大きな小上がり。こちらの小上がりは少し変則的で段差は二段。

一段目を腰掛けにして、中庭をのんびりと眺められるようになっています。掘りごたつ式のテーブルは、まるで高級旅館の癒し処。

小上がりをリビングの中心にする思い切った設計は、ダイナミックさと自然の温もりを併せ持つ空間を作り出しました。

段差部分を収納スペースに

収納スペースは、あればあるほどありがたい。段差部分を収納スペースにするというアイディアはさすがの一言です。

また、フローリングよりも一段高い場所に畳があるので、フラットな和室に比べるとほこりやゴミが入りづらいといったメリットもあります。畳で思う存分くつろげますね。

「畳でくつろぎ、冬はこたつを楽しみたい」というご家族のご要望から生まれた小上がりは、しっかりとその務めを果たしてくれることでしょう。
「個室は難しくても、畳スペースはどこかに欲しい」「気軽に使える和空間が欲しい」そんな方に、とても喜ばれている小上がり。

お昼寝、読書、洗濯物の畳み場など様々なシーンで活躍してくれる小上がり、検討する価値非常にアリな設計デザインです。


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ライター/writer midori