スペースの問題や必要性から和室を作る家が少なくなった頃もありました。しかし近年ではモダンな空間として、和室が見直され始めています。
畳の香りに心が和むあの体験を、是非今の子供たちにも味わわせてあげたい。そのように願うご両親も増えてきているそうです。
かといって、せっかく作ったのに全く使わない空間になったらもったいない。
今回は、日常的に使える今どき和室のご紹介です。
リビング一体型の魅力
リビングに繋がるように作られた和室は、家族の憩いの場として重宝されます。
テーブルやソファで寛ぎたい人、畳の上でごろんと寝転がりたい人など、リビング内での寛ぎ方の選択肢が増えます。
それぞれが自由に寛ぎながらも家族の息づかいが聞こえる最高のリビング。
家族が一つの空間で過ごす時間を長くしたい方にもおすすめしたい設計です。
ふんわりほっこり、やさしい和室
写真を眺めるだけでも癒されるような、とても柔らかな優しい雰囲気の和室です。
間接照明の色合い、明るさ具合と襖の淡いピンク色がこの雰囲気を作っているのでしょう。
1枚目の写真もそうですが、襖の色合いで和室の印象はガラッと変わります。和室でどのように過ごしたいかを考え、襖の色を決めるようにしましょう。
デザイン性溢れるシックな和室
正方形の畳でも、空間の雰囲気に合わせ差し色に黒を用いています。
全てを黒にしてしまうと圧迫感が出てしまいそうですが、畳を色違いにすることでちょうどよいシックな大人の空間を演出できています。
洋風家具と掛け合わせても違和感のない、まさに現代的な和室ですね。
和室ならではの視線の高さを楽しむ
視線が低くなる和室の特長を捉え、掘りごたつに座った際にちょうど外が見えるように地窓を設置。窓からは外の様子や水盤が見えるように設計されています。
普段とは違う視線の高さから見る外の世界はきっと新鮮に映るはず。
和室だから活かせる設計の一つです。
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ライター/writer midori