住まいに、「〇(まる)」を取り入れる。

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家具や家の形でいうと、「四角い形」というのがオーソドックスな形の一つで、あります。ですが最近は、色々な自由な形で、自分たちらしい家づくりをされているお宅もたくさん見られますよね。今回はそんな、「四角じゃないもの」を取り入れている家をご紹介してみましょう。曲線を取り入れることによって、ハッと目を引くデザインになったり、または空間の雰囲気も直線だとシャープな感じになるところを、優しいイメージになっていそうです。

可愛いカフェのようなキッチン

入口に丸みをつけたキッチンは、カウンター式ですが壁に囲まれているのでまるでカフェの写真かなと思わず思ってしまいそうですね。三角屋根の形状をそのまま内部で表現しているので天井は高くシャープなラインが上部まで続いている中で、ほんの一部を曲線にすることで、ほんとに柔らかな雰囲気になっていますね。アンティークの家具がお好きな建て主さんだそうですが、曲線とアンティーク家具も似合いますよね。

パッと目を引く、丸くて黄色い外観

鮮やかな黄色がパッと目を引きますね。これが四角だったら、こんなに印象的な外観にはならないのではないでしょうか。内部はどうなっているのか?気になりますよね。実はこの丸い壁の内部は2つ部屋があってひとつは子供部屋。子供にとっても楽しい空間になりそうですよね。そしてもう一つは和室なんです!壁が丸い和室なんて、ちょっと驚きますが、写真を見るとモダンでスタイリッシュな和空間に仕上がっています。こういう和室もすごくカッコいいですね!

丸窓から見える景色は、柔らかい。

こちら、子供部屋に設置された丸い窓から家の内部の玄関から吹抜けまで見えています。丸い窓から見ると見える景色もなんだか可愛らしく見えてきませんか。家の中の様子が分かるし、子供たちも安心して遊びながら、この窓から下のキッチンのお母さんとお喋りなんかしてるのかもしれませんね。

手摺のデザインに曲線を採用

リビングを見下ろす二階のホールに設置された、手摺。可愛らしいデザインですよね。ダイニングスペースにあるシャンデリアともとてもマッチしています。手摺としての機能性はもちろん必要ですが、こうやって細かくデザインされた鋳物で作られた手摺はパッと目をひくのではないでしょうか。そして冬場にはこのホールにはポリカーポネートで作られた扉が設置されていて暖かい空気が上階へ逃げてしまわない工夫もちゃんとされているそうです。デザインだけではないところがさすが建築のプロですね。

空間に一つ、丸いものを加える

空間の全体的なところで曲線を作れなかったとしても、家具などで手軽に丸いものを試してみることはできますよね。
こちらのお宅は洗面スペースの鏡を丸くしています。窓が大きくて、とても開放的な空間の中にこの丸い鏡がなんだか不思議な感じです。まるで、太陽や月が空に浮かんでいるような。。。シャープな雰囲気がお好きな方も、素材によっては優しい雰囲気になり過ぎないで、丸い形を採用して頂くことも出来るのではないかなと思った一例です。
ただの四角じゃない空間、いかがでしたか。四角のほうが空間としても効率的で広く作れるのはもちろんそうでしょう。でも、丸くしたから一部屋減ったなんてことはないでしょうから、楽しい空間づくりを優先するのもいいのではないでしょうか。また、全体的なところでは無理でも、一部だけ曲線を使う、もしくは家具や付属のもののデザインで曲線を採用するのも、手軽に雰囲気を変えるという意味では有効かもしれませんね。建築家は様々な形状のものをデザインするプロですから、一度相談してみると楽しい提案が貰えるかもしれませんよ。

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ライター/writer amodanca