家を建てると決めたなら、まず始めに決めるのが【どこに建てるか】ということ。これからあなたが生きる場所になるのだから、第一段階にしてかなり重要。最寄り駅からの距離、地盤の強さ、スーパーや公共施設の有無、考え出すと本当にたくさんのチェックポイントが盛りだくさん。そんな、様々な【ここだけは譲れない!】という項目に、【絶景が見られる場所】を選んだ方々のお宅です。
サブタイトルにある借景という言葉。聞き慣れない方もいらっしゃるかと思います。借景とは、庭以外の山や木々、竹林などの自然の風景を、背景として一体化させた造園技法のこと。
毎日見ていたいと思える景色の中に暮らすって、なんて素晴らしいことなのでしょうか。昔から、癒しスポットや絶景スポットは変わることなく人気があります。でもそれが、家ならば?こんな最高なことって、なかなかない。
四季折々の借景をリビングから楽しむ
春夏秋冬の景色を、リビングの大きな窓から楽しむという贅沢。
四季折々の借景によって、リビング空間の表情も変化します。
ご覧ください。季節は、冬です。みなさんご存じでしょうか。雪って、夜めちゃくちゃキレイなことを。雪の白が、真っ暗な夜を、照らすのです。夜をほのかに照らし、音を吸収する雪は、やはり冬に必要な物だということを、感じざるを得ないのです。
そんな景色を独り占めで見ることの出来るリビング。雪の灯りは、リビングまで届くことでしょう。
視界に拡がるは、キャベツ畑。
窓いっぱいに青々と広がるのはキャベツ畑。生命のエネルギーが窓からどんどん入ってくる感じがします。キャベツ畑を借景にするって、なかなか斬新&気持ちが上向きになれそうなプラスのパワーを感じます。ウッドデッキからの眺めは、さぞ気持ち良いことでしょう。
そして驚くことなかれ、こちらのお宅、なんと東京23区内。【家には、キャベツ畑という名の雄大な自然が待っている!】そう思ったら、どんなコンクリートジャングルだって、戦えそうです。
どこかの展望台のよう
写真を眺めているだけでも、清々しい気持ちになるこの景色。実際は、もっともっと美しいことでしょう。屋上から見えるのは、太陽に照らされて光る東京湾。手前の防風林のグリーンも、心を和ませます。
大きく広いこの屋上。
東京湾を眺めながらヨガをしたり、外の空気を吸いながらブランチをしたり。借景を取り入れた沢山の楽しみ方が、出来そうです。
毎日がロマンチック
高台に建つこちらのお宅。リビングからは、市街の摩天楼のような夜景を眺める事が出来ます。夜景のむこうには、街を見守る大きな山々。なんだか自分まで守られているようで、ほっとします。
パノラマのように広がるリビングからの夜景。景色を生活に取り込めるようにした設計が、【借景のある生活】として、大成功を収めました。
景色は誰の物でもないけれど、この部屋から見えるこの夜景だけは、自分だけの宝物。これこそまさに、借景の神髄。
【毎日こんなにきれいな夜景を見られるなら。】って、直帰率がぐんと上がりそうです。
明峰富士が、目の前に。
2013年、世界文化遺産に登録された日本の誇る、明峰富士。
堂々とそびえ立つ男性らしさと、美しいフォルムの女性らしさ、どちらの魅力も常に最高レベルに達しています。新幹線や電車から、少し富士山が見えただけでも【今日は何か良いことがありそう】と思わせてくれるそのパワー。やはり富士山は、別格です。
そんな富士山を、こんなに近い場所から借景として取り入れられるなんて!日本人ならず外国の方からも、さぞうらやましがられることでしょう。
景色を切り取るように設計したデザインが、富士山をますます魅力的に見せています。これこそまさに、絶景スポット。
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