天井によって大違い!?和室で感じる日本の心

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日本人ならなんだか落ち着くという人も多いのではないでしょうか。ワビ・サビを感じさせ、和やかな気持ちになるのはやっぱり和室でしょうか。落ち着いた、どこか気品を漂わせる和の空間にはそれに見合ったデザインがあります。
床には畳が敷いてあり、窓には障子が付いていて、箪笥やふすまも欠かせません。
では、和室の天井はいかがでしょうか。意識してみると、いろんなパターンの天井があることに気が付きます。
天井によって雰囲気が大きく変わる、そんな和室をご紹介します!

白が基調!壁との一体感が素敵なシンプル和室

壁一面が白で囲まれたこの和室。壁との統一感を大切にしたこの部屋は周りの景色も映えます。
照明器具も小さなものが天井に埋め込まれているので、その存在が邪魔をしません。
なんといってもこの和室、天井の美しさもさることながら驚くべきはこの収納力です。天井と一体になった壁は一面が押入れとなっており大容量の収納スペースとなっています。
部屋全体も明るい雰囲気になっているので広さを感じることができる和室になっています。

明るすぎない!優しい照明が印象的な和室

一目見ただけで気分が落ち着くようなこの和室。天井に埋め込まれた照明が、なんとも暖かな光が部屋全体を包み込みます。
あえて明るすぎない照明を採用することによって、気分を静かに落ち着かせることができるかもしれません。
和室本来のもつ静けさと、シックな壁紙とそれに統一された天井の色が相まって上品な空間を演出させます。
和室には木調のインテリアがよく似合うので、畳の上に写真のような木のテーブルを使うと全体がピリッと締まります。

これぞ大人の一室!まるで茶室のような和室空間

こだわりぬいた和室ならこの一室。まるでお屋敷の離れに作られた茶室のような和室空間で最高のひと時を過ごせます。
天井には軽くて丈夫な竹が使われており、ハイ&ローの色使いによって飽きが来ないデザインになっています。
床の間と同じ色を天井にももってくることによって、壁だけでなく上と下での統一感が生まれます。
照明にも明るすぎないものをつかって、ほかとはひと味違う上品な大人の和室空間とはまさにこのことかもしれません。
いかがでしたでしょうか。和の象徴ともいえる和室でも天井の種類のよってその雰囲気は大きく変わります。また、天井に設置された照明の種類によっても随分とイメージが違うことがお分かりいただけるのではないでしょうか。
リフォームをお考えであれば、天井だけを変えてみるとそれだけで全体の雰囲気が大きく変わることでしょう。
和室が持つ独特の空間にぴったりな、また家全体のバランスを見ながらピッタリとハマる天井にしてみてはいかがでしょうか。

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お茶室(兼客間) 2014年10月03日投稿 住宅設計 お茶室(兼客間)

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ライター/writer らいおんパパ