都心部など、なかなか広い土地が確保できない狭い敷地でも効率よく家を建設することだって可能です。最近では一般的な建設方法になりつつある“狭小住宅”という考え方は、狭い土地というマイナスになりがちな要素をアイデア次第でプラスに変え、スタイリッシュで暮らしやすい住居を実現してくれます。
今回は、そんな狭小住宅を建てる際のアイデアやポイントをご紹介します。
内装を広く見せる工夫が大切
横幅が狭い分、圧迫感を感じやすい狭小住宅は、いかに空間を広く見せるかも大事なポイントです。壁や階段などは膨張色の白を取り入れてより広く見せたり、床やインテリアは無垢材など自然を感じさせ解放感のある木材を使用するのもおすすめです。できるだけライトでナチュラルなカラーのものを取り入れると柔らかく落ち着きある空間が生み出せます。
また、吹き抜けは、光や風を効率よく取り込むだけでなく、空間を広く見せたい場合にもおすすめです。天井がない分、開けた風通しの良い空間を演出することが可能です。
外観にもこだわってみる
広さに限りがある狭小住宅の場合、こだわりを反映させる場所が必然的に限られてしまうため、なんといってもさまざまな点において工夫することが大切です。
例えば外観のデザインもシンプルなボックス型になりやすいですが、外観の色を思い切ってスタイリッシュなダーク系のカラーにしてみたり、一部にアクセントカラーを使用してみると、他の住宅とは一味違う、我が家だけのオリジナル、存在感のある外観を作り出すことができます。
収納場所を熟考する
面積が狭い分、余分なスペースを確保しにくい狭小住宅にとって、どのように収納場所を確保するか考えることは大切なポイントになっています。
比較的デッドスペースになりがちな階段の下などを利用したり、階段そのものを収納棚にしてしまうというアイデアもあります。壁に沿って収納できる壁面収納を作って見せる収納にこだわってみるのもいいのではないでしょうか。
また、屋上を作ってそこに物置を設置するなども手です。
他にもベッドやソファの中が収納スペースにあっている収納家具を取り入れるのもすっきりと片付けることが可能です。
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ライター/writer 栗原