寒さが厳しくなるにつれて思うことが、1℃や2℃でもいいから暖かさをキープできる家で過ごしたいということです。
暗くなるのが早くなり家にいる時間が増える冬だからこそ、快適な家づくりについて改めて考えたいものです。
今回、暖かい温度をキープしてくれる快適かつ機能性のある“暖かい家”のつくりかたについて考えてみたいと思います。
これから新築を建てる予定の方やリフォームを考えている方はもちろん、そうでない方も現在の家でもできる対策法をご紹介しているので、参考にしてみてください。
無垢材を使った家
無垢には断熱効果がありため、部屋を暖かく保つことが可能です。特にフローリング材として利用するのが一般的。一言に“無垢”といっても木の種類はさまざまなので、ご自身の好みの質感や色などを考えてチョイスしてみください。
断熱効果だけでなく、急激な温度変化を緩和してくれたり、室内が必要以上に乾燥するのを防いでくれるという効果も期待できます。また、無垢材ならではの自然の香りが、ついついフローリングの上でうたた寝してしまいたくなるような、ぬくっとした温かみのある優しい空気感と安心感を与えてくれます。
ただ、無垢材は比較的に柔らかい素材なので傷がつきやすいため、メンテナンスには少し手間をかける必要があります。その反面、ついた傷や色合いは時が経つにつれてアンティーク調に変化していくので、味わい深い家が好きという方にもおすすめです。
暖炉のある家
火の暖かさが石油ファンヒーターやエアコンとは一味違う暖炉は、温度だけでなく空間全体にも温かみを与えてくれます。
日光にあたっているかのような柔らかく心地よい暖かさ、空間全体に均一した温度をつくりだしてくれるのが暖炉を取り入れるメリットです。
初期費用や薪の調達などが必要になる部分が難点ですが、ストーブの火を利用して料理を楽しんだりと活用の工夫次第で生活に新たな彩りを与えてくれるはずです。
また、インテリアとしての機能性も抜群です。暖炉があるだけで部屋全体をアンティークなしつらえにすることが可能なので、海外のような住宅で暮らしてみたい方にはおすすめです。
自然光の入る家
一般的に2階建ての家の1階部分には十分な光が入りにくいといわれていますが、横に大きい平屋建てや1階と2階部分の天井を取っ払った吹き抜けの家を検討してみるのも手です。
または、断熱性の高いガラスを使用した大きな窓を取り入れ、1階部分にも自然光がはたっぷり入るような仕立てに工夫してみるというアイデアもあります。
太陽の光が入り込み、暖かさをキープできるということは自然とエアコンをつける頻度も減ってきますので、省エネルギーにも期待ができます。
また、窓が大きかったり、吹き抜けのある家は、全体的に解放感があるため空間を広く演出してくれるというメリットもあります。
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2016年09月21日投稿
住宅設備
暖炉
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ライター/writer 栗原