楽しみながら極める?可能性広がる趣味の部屋

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どんな世界にもプロがいる。小さい頃からそのことに触れる環境があったという人も多い。ゴルフや音楽など趣味としても楽しめるものでも、プロを目指すとなると練習のレベルは変わってくる。そうなるとやはり家で練習できる環境がほしくなる。環境が人を育てるということもある。もちろん本格的な設備で趣味として思いっきり楽しみたいという場合もあるし、それはそれで羨ましい。今回は、どちらの場合にも当てはまりそうなただ楽しむための部屋には本気すぎる部屋をご紹介します。

地下のゴルフ練習スペース

ゴルフをやる人にとってはかなり羨ましい環境。スイングのチェックや反復練習などもできそうです。お子さんが練習する環境にも良さそうですね。打ちっ放しの練習に行くのもちょっと億劫だったりしても、クラブを振る場所が家の中にあるだけで上達のスピードが変わってきそうです。
静かな地下室は音楽を聴いたり読書をしたりするのにも良さそうです。兄弟姉妹がいれば、やっていることが気になるもの。このように本棚があれば本を見ながら練習を眺めることもできますね。プロジェクターがあればシアタールームにもなる多目的地下室です。

地下のミニスタジオ

ギターとベースとアンプが並ぶ地下にあるミニスタジオです。ミニと言ってもメンバーでバンドの練習を行うのには十分な広さがあります。楽器を思い切って弾ける場所は、レンタルスタジオだったり学校の練習スペースだったりすることを考えると、自宅にミニスタジオがあるのはなかなか良い環境です。
音楽ルームとしての構造的な配慮もされており、防水に優れた鉄骨パネル工法が採用されています。防音・調音対策も万全のミニスタジオです。壁の白黒のコントラストも本格的なスタジオの雰囲気を感じます。

防音の効いた音楽ルーム

ピアノ教室として利用されている音楽ルームです。防音効果のある壁は、学校の音楽室にあった壁と同様のもの。マンションなどでは管理規約でピアノを弾く時間にルールがあったり、弾けても音漏れが気になりますが、このような防音効果のある部屋があるといつでも気軽に楽器に接することができますね。
グランドピアノが置けて、楽譜などが置けるスペースがあれば、レッスンスペースとしても十分です。習い事はやはり毎日の練習が大切。いつでもさまざまな楽器に触れられる環境があると良いですね。

家族で楽しむクライミングスペース

幅1.8m、高さ3.6mのクライミングスペースです。壁に埋め込まれた石を登るボルタリングというスポーツは人気です。そのような施設に行ってみるとわかるのですが、広いボルタリングスペースでもレベルによって登る場所は決まっているので、石の配置さえ変えればこの幅でも練習には十分なスペースです。たまにやるよりも毎日少しずつやることが大切なスポーツなので、
これだけ本格的なものがあると家で練習ができます。家族でわいわい楽しめて体のバランス感覚も養えるボルタリング。子供の成長とともに長く楽しめそうですね。
趣味の部屋は住人の思いが強く表現される場所。一般的見れば、食べることや寝ることなどの住まうためのものと一線を画す設備も、その人にとっては生活の一部なのだと感じます。毎日使わなくても、あるだけで気持ちがわくわくするのではないでしょうか。
そういう意味では、完全に個室としてつくるだけでなく、リビングなどの毎日見える場所に楽しめる設備があることは、スペースの有効利用以上の価値があるかもしれません。
そのような遊び空間をもった住まいには住む人の個性を感じますね。

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ライター/writer hotagos