少し前までは「和室」や「畳」というと古臭くてパッとしないイメージが強かったのではないでしょうか。しかし今、昔ながらの丁寧な暮らし方が見直されていると同時に和テイストに注目が集まっています。
古民家カフェやアンティークチェアなどが流行ったことからインテリアにも取り入れる人が増えてきました。「和室がネック」なんて言わずに、今風のインテリアに和テイストをプラスしてぜひ和モダンな空間を楽しんでください♪
リビングダイニングに溶け込む和空間
一見すると和室とはわからないようなこのお部屋。ポイントは畳の床以外をリビングと同じ白で統一したこと。
深いダークブラウンのフローリングが印象的なリビングダイニングルーム。白い壁と扉、家具も同系色でそろえ落ち着いた空間に仕上がっています。奥にある和室は、同じく珍しい白の引き戸と白い壁なので空間の邪魔をしません。一か所だけ塗られた朱色の壁が個性を演出しています。
レザーのソファが似合うモダンなリビングと不思議とマッチするまさに和モダンなリビングダイニングですね。
和室の良さを残したリフォーム
こちらの住宅、もともと二間続いた畳張りの和室をフローリングにリフォームしています。
木彫りで昔風の欄間は撤去するのではなく、アクリルの素材と白でシンプルに変更。仏壇置き場は電子レンジ置き場や戸棚にリフォームされています。大容量の押し入れもクローゼットにはせずに、下段に手持ちの家具をはめ込んで利用。まるで備え付け収納のようで素敵です。
もとからある和室ならではのデザインを無くさず、今風のインテリアに生まれ変わらせるアイデアは見習いたいですね♪
ステンレスキッチンと和の組み合わせ
和室や畳だけが和モダンというわけではありません!こちらの住宅は年季の入ったような木材を多用することで落ち着きのある和空間を演出しています。
和風古民家のような雰囲気を醸し出しているのは、高い吹き抜け天井とむき出しの梁の効果。重量感のある木を床や梁に利用することで、ハードなオールステンレスのキッチンも浮くことがありません。壁も真っ白ではなく少し色をつけ、家具も同系色に統一したことで違和感なく格好良い和モダン空間に仕上がっています。
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2014年12月19日投稿
建材
土間のある家
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ライター/writer RAY