feve casa登録専門家による回答 No.007
①私も40年近く前の中学時代に同じ様に悩んで、
技術家庭科の先生や設計士(建築家)に相談をしたことを
思い出しました。
顧みて思うことは、普通科高校~大学建築科を出て建築家に
なったことに良かったと思っています。
(我々の時代はまだまだ工業高校建築科卒業生でも、
ある程度の設計事務所に就職できましたが、
現在は大学卒業でも、大学時代にコンペに入賞した実績や
コネがなければ、大学院卒業しか有名大手事務所には入れませんので
その意味でも少しでもレベルの高い建築学科⇒有名進学校に
入ることが有利になると思います。)
付け加えて、建築は雑学ですので机上だけではありません。
つばささんが経験する全ての事象が勉強になっています。
例えば、中学の時、土足通行する廊下の掃除当番時に砂埃が
舞うのに閉口した経験に基き、挨拶と清掃に定評のある高校の
設計時に外部廊下のパティオ形式を提案して好評を得ています。
よって、『よく学び、よく遊ぶ』事が、建築だと思います。
また、それは建築家になっても一生続けなければなりません。
②建築家が、日本建築家協会の定義する『設計(統括・意匠)を専業と
する一級建築士(Architect)』と思っていらっしゃるなら、
答えはYESです。
楽な職業も少ないと思いますが、、、大学で意匠・史学研究室という
建築家を目指す人の多い所に在籍しましたが、それぞれ紆余曲折の
40年近く末、未だに建築家をしているのは同期では私だけです。
若い時は、勤務でなく修行と言う方が相応しい勤務で、
毎日長時間の、建設会社勤務の同期よりもかなり報酬も安いです。
TV等で伝えているイメージの格好良さや、高収入の生活を
求めているのなら建築家はお薦めいたしません。
スター建築家だった黒川紀章さんでも50歳まで食えなかったと
仰られています。
私は、50歳を過ぎた今でも徹夜での作図になることがよくあります。
使って頂く人々の幸福に役立つやりがいの為に、どれだけ尽くす事が
できるかが重要だと思います。
(ぶっきらぼうに言えば建築家をしている事は私の宿命だと思います)
道を信じる時は、頑張って下さいませ。
Archi-Lab.CAN 建築加塩設計株式会社 加塩博之 拝
=豊かな空間創造、幸福な時間=
2014年11月13日時点の回答です