feve casa登録専門家による回答 No.003
建築意匠設計者も必要とする電気設備設計の基礎的な部分でお応え致します。
家庭用契約アンペアで一括受電した電気は分電盤にて分配されています。その一つの回路(子ブレーカー)毎に15Aまでの使用ができます。
単体で電気使用量が大きい機器(電子レンジ・冷蔵庫等…単独回路)を除き、交流では約2000Wまでが使用できます。
よって、コンセントの数ではなく電気容量でまず回路分けをなさる必要がございます。
(また、PC等はサージや停電(←過電流によるブレーカー作動)を考慮して家電製品とは別回路になさることをお薦めします。
また、コード付き掃除機はコードの長さに応じて差し込む先(コンセント)の回路に掃除機の電気量を考慮する必要があります。
回路分けをなさったら、その回路に接続予定のコンセントの個数を設置することになります。
(つまり、一回路にコンセントを増設するだけでは、タコ足回線は解消された事にはなりません。)
配線の隠蔽化(天井内・壁内)は現地状況により検討が必要ですが、
配線工事を含みコンセント(2口)1箇所あたり現場での設計変更では7000円程になります。
(ただし、人件費のウエイト高いので2ヶ所までは1万5千円になると思われます。)
最後に、火災原因の電気工事不良(トラッキング・過電流)が2割程度を占めます。電気工事は資格を持つ専門業者に依頼する事をお薦め致します。
2014年07月19日時点の回答です