feve casa登録専門家による回答 No.001
ガルバリウムは耐久性や耐食性に優れています。しかし、とくに軒下など雨が汚れを落としにくい場所で錆が出るという現象が報告されており、海沿いなど塩害が強い場所では注意が必要です。採用の際にはメーカーによく確認されるのが良いかと思います。
サイディングも値段がピンキリですが、コストの安い釘打ちのものは、釘打ちの処理が問題になることがあります。予算が許せば引っ掛け金物がよろしいかと思います。
ガルバリウム、サイディングとも耐久性は表面処理に委ねています。傷が付くと、ガルバリウムでは錆の原因になり、サイディングでは水が浸透して割れの原因になります。
また、サッシ廻りやジョイント部分で用いるシーリングの劣化のため、双方とも定期的なメンテナンスは必要です。
なお、ガルバリウム、サイディングとも、ちゃんとメーカーの施工要領を守って施工されていることの確認は必要です。しかし、施工状況や補修状況で誤差は出てきます。たとえば、傷が付いた場合のタッチアップ材は保証が付けていないことがあります。タッチアップ材が剥がれたり、タッチアップした場所が変色したりするリスクもあります。メーカー側としては、出荷時点で傷が付いておらず、その後、傷が付いた時点で「それは施工上の問題ですよ」となります。細かい話をしてしまいましたが、どんなものも完璧なものはありません。
私が思うに一番の違いは意匠性、見た目の好き嫌いだと思います。
2014年07月12日時点の回答です