feve casa登録専門家による回答 No.001
音の質によって対策が異なります。どんどんと聞こえる様な低音域の音に対しては空気粒子を多く含む吸音材(断熱を兼ねる物も有ります。)を隙間なく取り付ける事が有効です。金属音や高音域の話し声には高密度の遮音材(金属板や遮音シート等)が有効です。同様に隙間なく取り付けて下さい。実はもう一つ厄介な音が存在します。構造的な伝達音です。鉄筋コンクリート造ですとコンクリート自体が音の伝導率が大きく振動音等が伝わって来ます。先に書いた金属板を遮音材とした場合も同様に振動音がコンクリートから金属板に伝わって来る可能性が生じます。木造の場合も骨組みを介して振動音が伝わって来ます。この対策としてはコンクリートや木造軸組から振動音が音の伝導率の高い高密度の金属板や内装仕上げ材に直接伝わらない様な配慮が必要です。クッション性の期待出来る防音シートや発泡ウレタンの様な干渉緩和材を充填したり挟み込んだりする事で対応出来ます。現場状況で的確な判断を求められますので、信頼できる建築家に依頼して現場監理と施工アドバイスをして貰う事が良いと考えます。完璧な防音はリフォームでは難しいと思います。ある程度の許容範囲を想定しながら施工なさる事をお勧め致します。
2016年12月17日時点の回答です