人は誰しも歳をとります。生きている間は元気に暮らしたいものですが、寄る年波には勝てないことも出てくるでしょう。
そんな時、若い頃よりは少し動かしづらくなった体をそっとカバーしてくれる自宅があれば。
また、いつかの自分のためのみならず、親世代にとっても暮らしやすい住居を考えることも大切です。
今回はバリアフリーを取り入れた住居のご紹介です。
玄関には手すりと腰掛けを
年齢を重ねると、玄関での靴の脱ぎ履きや昇降動作なども一苦労になるものです。
こちらのご自宅のように、収納を兼ねた腰掛けはとても重宝されることでしょう。
腰掛け位置に合わせた手摺りもありがたい。
ひとつひとつのアイテムに、バリアフリーの優しさを感じられる玄関です。
家でもできる日光浴
例えば将来、車椅子生活になった時。どうしても外出の機会は減ってしまうことでしょう。
しかし、バリアフリーで繋がるウッドデッキがあれば、家にいながら自然光を体いっぱいに感じることができますね。
いざ本当の外出となると身支度も必要ですが、家の中にあるウッドデッキなら、人目を気にせず部屋着のままでも問題ありません。
家にいながら日向ぼっこができる環境は、外出が難しい方にとって、とても貴重な環境です。
何歳になっても寛げられる空間を
畳の床と杉のフローリングの高さを揃え、バリアフリーに配慮した家族のリビング。
「でもこれだと、床に直接座るのは高齢の方は厳しいんじゃない?」と思われたそこのあなた。
そうなんです。年齢関係なく、足腰を傷めたことがある方はわかるはず。高低差のない床に長時間座るって、結構厳しいんですよね。
しかし、ここはさすがのバリアフリー!テーブル下の床板は取り外しが可能。その下は掘り炬燵になっているんです。
求めていたのは、日々の生活に寄り添うバリアフリーですね。
最高のリフレッシュ空間として
車椅子でも弊害なく使えるフラットな床に、浴室に入ると香り豊かなヒノキの壁。
併せて作られたバスコートは、浴室全体に開放感を与えています。湯船に浸かりながら外を眺めれば、そこはまるで露天風呂。
疲れを流す浴室は、リフレッシュ空間としても重宝される空間となっています。
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ライター/writer midori