家の中から見える景色は重要です。
家づくりは、設計だけでなく窓に映る景色も計算して、初めて最高の家となるのです。
借景、庭づくり、さまざまな事例を見ていきましょう。
色とりどりのグリーンを眺める
リビングに設置した大開口の窓。
外の景色、風を取り入れられる開放感抜群の空間です。
外を見ると、ちょうど近隣の家屋がない位置にリビングが面しており、カーテンがなくてもプライバシーは十分に確保。
そしてこの窓からは、色とりどりのグリーンが伸び伸び育つ雑木林を眺められます。
目を凝らすと、一部は竹林になっているようです。
写真を撮影したのは新緑の季節でしょうか。
青々としたグリーンに心が休まりますね。
森の中にいるかのよう
書斎から眺めることのできる、素晴らしい森の様子。
まるで屋内ではなく、自分自身も森の中にいるかのような錯覚に陥りそうなほどのまばゆい空間です。
作業に集中したい時はブラインドを閉め、一息リフレッシュしたい時にブラインドを開ければ、そこはもう癒しの空間。マイナスイオンも取り入れて、ますます作業が捗りそうです。
昼の借景も素敵ですが、夜もさぞ素敵なことでしょう。
夜の静けさの中、木々のそよぐ音に耳をすませば、心の底から癒しを体感できるはず。
ジブリの世界観に酔いしれる
リビングの窓から見えるのは、趣のある石階段と植物たち。
屋内の雰囲気と相まって、温もりのある庭の出で立ちはまるでジブリの世界のよう。
今にも、ジブリの可愛いキャラクターたちが窓の横からひょっこり顔を出してくれそうです。
屋内には、これまた雰囲気抜群の薪ストーブが。
冬の寒い日、薪ストーブの音と温もりも感じながら借景のある空間で過ごすひと時。
想像するだけで、なんだか心がほっとします。
借景含めてひとつの空間
木の温もり溢れるリビングです。
素材の色を活かし、空間全体はブラウンがメインカラーとなっています。そこに爽やかなグリーンを放ったのが、リビング奥の木々たちです。
このグリーンが差し色として大活躍! 木材の温もりと、葉のグリーンの相性はもちろんバッチリです。
窓を開け放てば、木々の香りが屋内にも入ってくることでしょう。
リビングで過ごすだけで日々癒されそうな最高の空間。
写真奥は外に出られるようにもなっています。
空へと手が届きそう
空を屋内に取り込んだご自宅。
窓から見える景色は、邪魔なものは何一つなく、見事なまでの100%空!!
天気のよい日は、ご覧のように屋内の白と空の青のコントラストが非常に爽やかな空間を演出します。
夜になって星が煌めいてきたら、屋内の明かりを消したら月と星の夜空鑑賞もできそうです。
ベランダや外に出ないと見られないであろう高い空が、借景として自宅内で見られるという幸せ。
窓の設置位置や高さで、見える景色はこんなにも違うものなのですね。
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2014年12月25日投稿
デザイン・設計手法
出窓
(回答数6)
ライター/writer midori