意外と難しい本の収納。インテリアを邪魔しない本棚を作ろう

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本好きにとって問題なのは、なかなか減らせない本の収納。ただたくさん収納できればいいというものでもありません。背表紙がバラバラの本を美しく収納するのは結構難しいもの。リビングに置くとちょっと目障りになることも。インテリアにあまり影響しない場所に設置したり、本を読むためだけの読書スペースを作ったり。できれば美しく魅せながら収納する方法も考えましょう。

どこから見てもすっきり。壁に埋め込んだ本棚

壁一面の本棚は壁面に棚を設置したものが多いですが、こちらの本棚は壁から出っ張らない本棚。吹き抜けから見下ろしても、とてもすっきりして見えませんか?
このすっきりした壁のおかげで、収納してある本が多いにも関わらずリビングは落ち着いた印象。本棚が壁に埋め込まれている効果は絶大です。

吹抜けのスキップフロアがライブラリー

リビングを見渡せるスキップフロアに設けられたライブラリー。本を読んだり、子どもが遊んだり、趣味の楽器を演奏したり。多目的に使えるスペースです。
床のレベルを変えることで空間を仕切っていることと吹抜けの効果で、明るくて開放感たっぷりの居心地よさそうなスペースになっています。

雑然と見えないポイントは紫のライン

壁一面に設置された本棚は、飾り棚も兼ねたもの。本をたくさん並べる時は、背表紙がバラバラで雑然とするのが問題です。
それをクリアするのが、正面の見付け面の紫色のデザイン。本よりも先にこの紫が目に入るため、さまざまな本が並んでいても雑然とした印象はなく、むしろすっきりとした印象。本棚にはモノをぎゅうぎゅうに詰め込まずに、余裕を持たせるのもすっきり見せるポイントです。

まるで図書館の児童書コーナー!

明るい吹抜けのリビングを望む、まるで図書館の児童書コーナーのようなスペース。こんなスペースが家にあれば、きっと子供も大喜び。子どもが手に取りやすいように、時々おすすめ絵本を入れ替えてディスプレイするといいですね。絵本は表紙も美しいものが多いので、インテリアとしても素敵です。

本は階段に作ったブックタワーに収納

リビング脇の階段に設置されているのはブックタワー。
リビングに置くとちょっとうるさく感じる本棚は、このようなスペースに組み込んでしまうといいかもしれません。この他に、趣味に没頭できる部屋に壁一面の本棚があり、収納力はばっちりです。

本の実る木が壁面を美しく彩る

リビングより80cm高くなったフロアがライブラリー。壁面を飾る「知恵の木」の枝には、本の実がなっているという設定。思い出の絵本やお気に入りの写真など、好きなモノが実ります。
裏側に埋め込まれた照明をつけると、トップライトからの光に向かって伸びる知恵の木が壁面に浮かび上がり幻想的な景色を作ります。ただ収納するだけでない、こんな本棚も素敵です。

もしかしたら、ここはおしゃれな書店?

まるでおしゃれな書店のよう。エントランスホールに設けられたのは、本を見せて収納する飾り本棚。今お気に入りの本を置いても良し。テーマを決めて揃えた本を飾っても良し。
オブジェのような階段を上っていくと、壁一面が作り付けの本棚になっています。しっかり収納力のある本棚は、いくら本が増えても受け入れてくれる余裕たっぷりで頼もしい限り。
本を収納するだけなら、部屋の壁面いっぱいに棚をつければ済むことですが、すっきり見せようとするとなかなか課題も多いよう。魅せる収納にするのか、隠すのか。すっきり見える工夫を凝らし、いっそ本棚をインテリアの中心にしてしまう。さまざまな答えがありそうです。

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ライター/writer okunaga