スタイリッシュでシックな印象の、白と黒で組み合わせたモノトーンは定番のコーディネートながらも不動の人気を誇っています。
そんなモノトーンも、どんどん進化中。
たとえば白と黒のほかにグレーをプラスして、ニュアンスを加えるモノトーンなども人気。また、あえてソフトな雰囲気を加えるために曲線を描いた家具や柔らかい素材のファブリックなどをチョイスする場合もあります。
今回は、そんなユニークなモノトーンコーディネートを紹介します。
白と黒の分量が絶妙なシンプルインテリア
壁や天井、床といったベースの色を全部白で統一。
そのまま白ばかりを取り入れてしまうと、場合によっては殺風景で他人行儀な寂しい雰囲気になることも考えられます。
しかし、こちらのお宅ではローテーブルやラグ、ダイニングセットなどに黒を取り入れたことで、部屋全体にキリッとした印象を与えているでしょう。
さらに、クッションカバーやアートなどに赤や青などの有彩色をプラスしたため、空間全体に動きがでてきました。
和室でもモノトーンコーディネートは可能
古民家風でありながらも、モダンでスタイリッシュな印象があるのはモノトーンでコーディネートしているためです。
ポイントになっているブラックの梁とホワイトの壁が、空間全体にメリハリをプラスしています。
さらに、ホワイトの障子紙とブラックの組子や框の組み合わせは、ナチュラルなイメージのある障子をモダンスタイルへとチェンジ。
なお、障子は冬の寒さや夏の日差しから保護するような機能も持ち合わせています。
シックなモノトーンに柔らかさをプラス
明暗差のあるシックな印象のモノトーン住宅。クールなモダンデザインの家具類などを中心にコーディネートしていますが、冷たい雰囲気を感じさせません。
冷ややかな印象がないのは、ソファを柔らかい布地で選択したことでしょう。また、ローテーブルも涼し気なガラス素材ですが、円形のものを採用していることでソフトさも加わりました。
さらにダイニングチェアを、暖色であるオレンジ色に。空間全体のアクセントと温かみがプラスされました。
ダークブラウンをプラスして落ち着きを
ベース色として、白と黒のモノトーンのほかにダークブラウンも加えている住宅。そのため通常のモノトーンのモダンなイメージだけではなく、落ち着いた大人の気品のある空間が完成しました。
さらに、天井の焦げ茶色の梁や黒のアクセントウォールは、より一層シックな雰囲気をプラスしています。
なお画像の奥に見えるキッチンは、フラットなステンレス製のアイランド型キッチン。家族や仲間など多人数で、料理が楽しめるでしょう。
直線のラインが美しいスタイリッシュなモノトーン
階段の斜めのラインと、床と飾り棚の平行ラインが美しいスタイリッシュなリビング空間。白い壁と黒い床のコントラストは、センスの良さを感じさせます。
さらにアルネ・ヤコブセンの「セブンチェア」が、この空間のアクセントに。白と黒の空間の中に、あえてナチュラル色のセブンチェアを取り入れたことで、程よい柔らさがプラスされました。
なお階段部分はメッシュ素材になっており、リビングに光が入るよう考案されています。
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ライター/writer megumi,taki