家の入り口にあるもの、それは玄関扉。訪れる人が必ず目にする、つまり家の顔ともいえる場所。だから、実用的でありながら、個性を発揮できるような扉をつけたいもの。そんな玄関扉があれば、きっと家に帰るたびに惚れ惚れしてしまうはず。思い切った色や素材を選んで家のアクセントにするなど自由自在。我が家にぴったりの玄関扉を選びましょう。
経年変化も味のうち。無垢の木の扉
玄関扉の素材にはさまざまなものがありますが、こちらは無垢の木で作られたもの。レッドシダーの扉が、白で統一された内装によく合います。木製扉の良いところは、断熱性能と味のある質感ではないでしょうか。黒いガルバリウム鋼板の外壁、片流れの屋根が特徴の外観が印象的な中、エントランス部分だけ、四角いチョコレートケーキを一部分切り取ったかのようなデザイン。切り取られた部分にあたるレッドシダーの外装と玄関扉が、外観に温もりを与えます。
外壁と素材を揃えてすっきりした印象に
遠くから見ると、どこに玄関扉があるのかわからないすっきりとした外観。ダークな色調の木製扉と扉周りの外壁を同じ木材で揃え、外観に落ち着きと統一感を与えています。
重厚な扉をあけて室内に一歩入ると、重厚な外観と対照的に、そこには明るい色調の木と白でまとめられた北欧風の内装が。味わい深い自然素材が優しく迎えてくれます。
採光も防犯もおまかせあれ。すりガラスの玄関扉
家の正面に二つ並んだすりガラス製の玄関扉。2階世帯の玄関です。光を通す素材で作られた扉は、窓のない玄関でも外の明るい光を取り込むことができ、夕暮れになると屋内から漏れる暖かい光が家の外観を彩ります。すりガラスなので、直接家の中を覗かれることもありません。
扉には耐久性がある堅牢なレバーハンドルや錠を使用。特殊な貫通しにくいフィルムを挟んだ防犯ガラスを使っているので、防犯・防災面でも安心です。
船のイメージを玄関にも。ぬくもりのある玄関扉
ヨットの帆のような三角形が並ぶ外観が青空に映える白い家。ヨットクラブをイメージした外観に、品の良い玄関扉。渋さも感じられる木製扉と壁板、オレンジ色の電球色の照明が、どことなくぬくもりを感じさせてくれます。
天井高までの玄関扉周りのガラス壁が、重厚に偏りすぎず絶妙なバランスを保ちます。白い壁、天井と焦げ茶色のフローリングでまとめられた室内は、古き良き時代を彷彿とさせるクラシカルな雰囲気。玄関扉にもそれが表れているようです。
カジュアル感が魅力。明るいブルーの玄関扉
こちらは中古住宅をリフォームした例。白い壁にブルーの扉がポイントです。
既存部分で良いものをできるだけ残したリフォームは、新築同様な出来上がりではなく、味のある雰囲気がおしゃれなカフェのような印象。玄関扉をはじめとする外観にも、ライフスタイルや好みが表れています。
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ライター/writer okunaga