ひろびろ開放的な家も魅力的ですが、全面ガラスや明るすぎる空間はちょっと落ち着かないという人も多いのでは?意外と落ち着くのは、ちょっと暗めの隠れ家的なスペースだったりします。そんな隠れ家的なスペースの魅力を見てみましょう。
いつまでも、ぼーっと空を眺めていたい
陽が差しにくい、住宅が立ち並ぶ旗竿地の一戸建て。高い位置に窓を設けて採光とプライバシーの問題をクリア。窓の位置が高いと圧迫感が生まれることもありますが、左右の隅角部にL字開口を設けているので視線が抜けて開放感もあります。片側の窓に向かって高さ3.4mほどになる勾配天井のおかげで伸びやかな空間になりました。ソファーに座りながら移ろいゆく空の色をゆったりと眺めるのもいいですね。
柔らかみのある照明で光と影を楽しむ空間
柔らかい光が回り込むリビングダイニング。ついたくさんつけたくなる埋め込み照明を控え、柔らかみのある光を放つダウン照明を必要な場所に配置。天井や壁に陰影が生まれ、落ち着いた隠れ家的な雰囲気になっています。
隅々まで明るい部屋もいいですが、光と影を楽しむスペースも良いもの。音楽だったらスタンダードなジャズが似合いそうな空間です。
どこか懐かしい。暗さを楽しむくつろぎ場所
どこか懐かしい和の雰囲気が漂うリビング。ダークな色合いの床やむき出しの太い梁、葦のロールスクリーンが和モダンな住宅です。
高い位置にあるスクエアの窓から入る光と梁に設置された照明、ロールスクリーンを通した筋のような光が溶けあった、暗さを楽しむくつろぎ場所。日常とは切り離された、ゆったりとした時間の流れを感じられそうです。
隠れ家バーのようなカウンター席
ここは隠れ家バー?タイルの床に味わいのある木のカウンター、ほの暗い照明。つい長居してしまいたくなるような、居心地よさそうな空間です。黒いスチール枠と濃い木目の踏板を使った階段は、空間を仕切りながら完全に遮ることはありません。全体にヴィンテージ感のあるインテリアや内装が、ほどよい暗さにぴったりですね。
ふんわりした光で癒されるおうちカフェ
ウッドデッキのある中庭に面した木のぬくもりあふれる空間。直射日光ではなく、屋外の光あふれる空間を眺められる落ち着いた場所。どことなく、東南アジアのリゾートのような雰囲気も漂いませんか?
暗すぎず、明るすぎず。中庭からふわっと回り込む光に包まれた、心地よい癒し系のリビングダイニングです。
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ライター/writer okunaga