例えば、「壁全体を大好きな緑色にしたい」「壁紙を豪華にしたい」など、家に対する理想はそれぞれにあるはず。そんな遊び心や個性は、家のオリジナリティに繋がる大切な要素です。
しかし、理想を現実にする「場所」をどこにするかが非常に重要です。例えば、「壁全体を緑色に」というのをリビングでと考えた時、予算面は問題なくても奇抜すぎるという家族からの反対意見が出たり、特注の壁紙については予算面で難しかったりと、どうしても色々な問題が出てきてしまいます。
でも、その場所が「トイレ」なら? 家全体で「トイレ」を見た時、その面積は小さい方に入るはず。そして、リビングや寝室のように長時間滞在するわけでもない個室。ここなら、案が通る可能性は他の個室に比べ格段に上がるはずです。
今回は、思わず憧れるトイレに的を絞ってご紹介です。
ほっと一息つける場所
白を基調とし、ヘリンボーンをアクセントにした落ち着くトイレ。
トイレって、「究極の個室空間」でもあります。
写真のような、スタイリッシュでありながら、木の温もりでほっと一息つくことが出来るトイレは、最高のデトックス空間になることでしょう。
ありそうでなかった斬新カラー
これまでトイレの空間写真を最低でも200枚以上は拝見してきた筆者。その中で、便座そのものがブラックというのはこちらのお宅が初めてです。
ありそうでなかった、まさに斬新チョイス。
ブラックは、落ち着いたイメージや、高級感を出したい時に使うと効果を発揮するカラー。
便座がホワイトのものを想像して比べてみると納得です。重厚感、高級感は黒が圧勝ですね。
家全体をシックにするのは難しくても、トイレの個室だけなら大丈夫という場合は多々ありそうです。
トイレだからこそ出来る配色
開けてびっくり真っ赤な空間! これこそ、限られた空間だからこそ実現することができた「遊び心」の真骨頂かもしれません。
初めていらっしゃるお客様がトイレに行ったあと、話題にならないと逆に不自然なくらい(笑)。
そのくらい、個性が光る素敵なトイレ。
高級感溢れる空間に
優雅な気持ちにしてくれそうな、高級感溢れるトイレです。
一面の大きな鏡と、さっとポーチを置けるカウンターはお化粧やヘアセットを直すのにとても重宝します。
そして、このカウンターはなんと大理石。大理石を一部分に使うだけで、空間の高級感と華やかさは格段にアップ。トイレなら、費用面もバスルームや洗面所の場合に比べ安価に抑えられます。
シンプルの中にもこだわりがつまったトイレ
モノトーンでシンプルな印象のトイレですが、よく見るとこだわりがたくさんつまっているのがわかります。
白とグレーの2トーンでまとめた壁、見せる収納で生活感を排除したトイレットペーパーボックス、デザイン性の高い蛇口とタイルなど、おしゃれな雑貨屋さんのような空間です。
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ライター/writer midori