季節は、秋です。秋になると、紅葉やお月見など、日本独自の文化を耳にしたり、実際に行ったりすることが多くなります。
賑やかで、太陽が降り注ぎ、今この時間しかない!というような少しの焦燥感と切なさを心に抱きつつも、元気いっぱい駆け抜けるのが夏ならば。秋は、もの静かで上品な空気を纏い、月明かりに照らされた夜空を眺めながら、夏よりも夜の時間が長いだけ、心静かに自分を見つめる季節。
今回はそんな、少し大人な自分を発見できそうなシチュエーションに最適な、和モダンの空間をまとめてみました。みなさんは存分に秋、感じていますか?
あなたなら、どんな風に使いますか?
ダイニングの一角にある和室スペース。タイコ貼りの障子が和モダンな雰囲気を高めます。写真奥に見える間接照明のダウンライトが、奥行きを広く見せる効果を発揮しています。
昼と夜によって見せる表情が違う和モダンな一室。あなたなら、どんな風に使いたいですか?
用途無限大。おしゃれ和室発見。
明るい木の色が、心まで軽やかにしてくれそうなリビングルーム。奥には小上がりになった和室がお行儀よく鎮座。普段は茶の間。来客時には扉を閉めて客間としても利用できます。
地続きではなく小上がりにすることで、和室から眺めるリビングの光景も新鮮に。長く付き合う家だからこそ、シンプルイズベスト。
心地よく軽やかに付き合っていける家こそ、本当に良い家だと教えてくれる、1枚です。
築100年の歴史を感じて
築100年の古民家をリノベーションしたお宅です。約1世紀前から存在する家。その事実が、神々しい。
様々な歴史が紡がれたであろう100年間、職人の手によって今また新たな息が、吹き込まれました。
写真は、元々は蔵だった場所を趣味室として再生させた場所。鏡と手すりがついている所を見ると、バレエやダンスの練習も出来そうです。
天井の曲がり梁の存在感は大きく、まるで芸術品を見ているかのよう。壁に設置された鏡が実際よりも部屋を広く大きく見せています。
あるがままの自分を映す鏡。静かな心で、覗いてみるのも良いかもしれません。
素敵な夜と、快適な朝をプレゼント
木の温もりと、木材独特の優しい香りに包まれた寝室&書斎スペース。
夜、眠りにつく前、柔らかな障子の前にある椅子に座って日記を書きこむ。その日あった事、感じたこと、切なかったこと、嬉しかったこと。書き込むうちに、自分が今何を求めていて、何を感じているのかが分かり始める。自分の中の、まだ知らなかった自分。そんな自分をも優しく受けとめてくれるこのスペースは、眠りから覚めた朝もきっと、清々しい朝をプレゼントしてくれることでしょう。
ほんわかほっこり、癒しの空間
なんて可愛らしくて、暖かみのある空間なんでしょう。
円形の窓、長方形の窓、そして正方形のライト。それぞれ形に違いはあっても、この空間にどの形もすんなりと溶け込んでいるのが不思議な魅力。
それぞれのカタチから放たれる、暖かい光が私たち人間をほっと寛がせてくれるのです。
温かいお茶をそっと口にほおばって、ほっと一息つく、午後の一時。そんなほっこりとする光景が、写真から見えたような気がしました。
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ライター/writer midori