暮らし方に合わせて変化させたいから、シンプルなお家がいい。でもどこかで個性を出したい!という方へ、「赤」を取り入れたコーディネートを提案する『「赤」でつくるおうち』シリーズ。
ビビッドで目立つ色に思われがちですが、住宅のベースカラーとなるブラウンやベージュ系、ホワイトととてもなじみが良く、合わせやすいカラーなのです。
今回は外観、エクステリアでの赤の使い方をご紹介します!
和洋併せ持つ赤い梁で遊ぶ
まずはキーカラーとして梁に赤を塗装した外観をご紹介します。
赤を外観に取り入れるというのは、ずいぶんめずらしいことのように感じられるかもしれませんが、皆さんも海外の映画では見かけることもあるのでは?また日本のでも、古くからお茶屋さんや遊郭の外壁に多く取りいれられてきました。ベースカラーは写真のようにグレー系も引き締まってかっこいいですし、ベージュ系でもなじみます。アメリカン、ヨーロピアン、アジアン、オリエンタル…工夫しだいでどのようにも遊べそうなアイデアです。
ペパーミントの壁に合わせてメルヘンチックに
赤のキュートな一面を最大限に利用するなら、童話の世界に出てきそうな欧米風の赤い扉が一番のおすすめ。赤とグリーンは反対色の関係になるので、原色どうしで並べると最も激しさを感じさせます。しかし優しいペパーミント色の外壁に合わせると、色の緩急によるポップ感だけが残り、明るく可愛らしいポーチを作ることができます。まるで別世界への扉を開くような気分になれたら、帰ってくるのも、お客様をお招きするのもとっても楽しみになりそうですよね。
これはあっぱれ!朱色のインパクト外壁
日本を歩いていて出会ったら、つい足を止めてしまうでしょう。でも、イタリアやスペインなど、南ヨーロッパにトリップしたようで、なんだか毎日陽気になれそうですね。でも、ただ壁を赤く塗るだけでは少しつまらないので、グリーンを覗かせておきましょう。上で書いたように赤と緑は反対色の関係なので躍動感、ひいては生命力を感じさせる外観になります。暮らす人だけでなく、地域に元気を与えるお家になれそうですね。
渋い赤ならクールで洗練された外観に
逆にかっこよく使うなら、渋めのトーンに抑えた鋼板を組み合わせた外壁はいかが。無骨な男っぽさがシャープな構造にとてもよく似合います。やりすぎると工場のような無機質さが強くなりますが、丸窓を効果的に配し軽やかさと柔らかさのバランスを取っているのがこちらのお宅。全面ガラスのヌケ感もポイントです。
ワンポイント遊び心は、「赤と言えば」なあの場所に
「素敵だけど目立つ色だし、私は赤を使う勇気が出ない」という方、ちょっと待ってください。
街中で最も違和感なく溶け込んでいる「赤」があります。なんだかお分かりですよね。そう、ポストです。ご自宅の郵便受けに「赤」を使ってみるのはいかがでしょう。
人の心理として、なじみのある使い方であれば激しい色使いでもすんなりと受け入れやすいのです。お家の雰囲気に合わせて、写真のようにシンプルなものや、アメリカ映画に出てくるようなアーチ天井の独立式ポストなんかも可愛いですよね。
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ライター/writer little-maya