「住宅」という骨組みは一生もの。だけど、お部屋の中のインテリアは時に大きく変化させたいものですよね。「他の人と差がつく、オシャレで個性的なお部屋にしたい」という方もいらっしゃるでしょう。少し思い切ったコーディネートがしてみたいという方に、ビビッドな色を使ったインテリアコーディネート術をお教えします。
まずは基本!壁、床、天井とリンクさせて
基本となるのが、住宅構造の一部とインテリアのテーマカラーを統一させ、キーカラーやベースカラーのグラデーションでお部屋を作ることです。インテリア初心者の方でも、絶対に失敗しませんよ。
こちらのお部屋の場合、壁紙の一面が思い切ったビビッドオレンジになっていますね。おして窓の両脇の建具はダークめのブラウン。ソファやクッションはこの2色でまとめておけば大丈夫。ポイントとしては、オレンジの壁の反対側、または異なる色を一度はさんでからオレンジの家具・ファブリックを配置しましょう。同化することなく、それぞれが引き立ってインテリアに動きが生まれます。
ビビッドカラーは思い切って使って
こちらのお部屋のテーマカラーは、ご覧の通りのビビッドピンクです。淡いピンクならともかく、強い色って扱うのに相当センスがいりそう…と思われるかもしれませんが、大丈夫。個性的な色を取り入れる時には、思い切ってテーマカラーを使い切ることが肝要です。じゅうたん、椅子、小物、テーマカラーの濃淡で揃え切ってください。一方、床に大きくテーマカラーを使ったなら、カーテンやシェルフなど壁面は無彩色やブラウン系を使って引き算を。色を使う場所と使わない場所を、ぶれずに守り通せば意外と簡単にコーディネートできますよ。
高難易度!パープル使いもお手の物
こちらはなかなかなの難易度に思える、パープルを使ったお部屋。実はここまでのテーマカラーは、どれも暖色系統なので気分を明るくする効果を持っており、生活空間で使うには適した色でした。一方パープルは上手に使うと、センスのよい大人の趣味空間を表現することができますが、場合によっては憂鬱な気分になったり、下品に見えてしまうこともあります。
そのパープルを上手に取り入れるなら、こちらのお部屋の色のように、少し赤紫系の色をおすすめします。紫の持つ高貴さと、赤やピンクの持つ華やかな明るさをバランスよく取り込めます。周辺の色使いは、ベースカラーの面積を広めにとり、パープル使いのポイントを絞るのがうまくまとめるコツ。ダーク系でシックにまとめるもよし、ホワイト系で都会的にするのもかっこいいですね。
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ライター/writer little-maya