古く、室町時代には台所のことを「お勝手」と呼ばれていました。そのお勝手から外に出られる扉のことを勝手口といいます。御用聞きや子供たちの出入り口として使われてきた勝手口ですが、これが非常に便利に使えます。
玄関とは違い、ゲスト用の出入り口ではなくその家の人専用のものである勝手口。機能性はもちろん、キッチンとの調合も考えられた設計ならオシャレな空間を演出できます。今回はそんな、あると便利な勝手口をご紹介します。
素材にこだわったナチュラルテイストの勝手口
勝手口の利便性はもとより、その素材にこだわって作られたお家がこちら。すべてが木によって作られているこの勝手口のドアは、まさにナチュラルテイストとなっています。
明る目の木材を使うことにより、木が持つ重たいイメージを軽減させ、それでいて自然な上品さを演出しています。
しっかりとした作りなっているので、冬場でも冷気が入り込むことはありません。窓ガラスなどを取り付けないメリットをよく考えられて作られています。
風通しバツグン!廊下とのバランスを考えられた勝手口
廊下の先に見える勝手口。リフォームによって変化したこのお家は、以前はドアが多く存在しました。改築によってそのドアは取り外され、廊下の先に勝手口がつながるように設計されました。勝手口と入り口との間で風通しがバツグンになり、これなら夏でもエアコンなしで生活できるかもしれません。
奥からの光によって家全体が明るくなり、見通しも良くなったことで開放感を演出しています。
勝手口はその位置も重要なポイントです。
関連まめ知識
関連Q&A
ライター/writer らいおんパパ