寝室は1日の始まりと終わりを過ごす日常生活において大切な場所です。
寝室をいかに過ごしやすくまた、いかに心地よく体を休めることのできる空間にするかが重要になってきます。
確かに家具や間取りなど考えなければならないことはいくつかあるのですが、重要な要素がもう1つ。それは、「照明」です。
照明1つで部屋の雰囲気がガラリと変わりますし就寝のしやすさや、起床のしやすさなど照明はさまざまな点に影響します。
そこで今回は、寝室で快適に過ごすための照明について見ていきたいと思います。
隠れた間接照明。
照明は、ただ天井に設置されているものだけではありません。間接照明というものも存在します。
天井に設置されている照明が一般的ですが本来、照明の光を直接見るというのは人の目にとってあまり良いことではありません。
こちらはカーテンボックスの中に照明を設置し、間接的に部屋をほどよく明るくしています。これなら照明の光が直接、当たらないので起床時によく感じる強烈な眩しさもありません。
暗くもなく、明るくもなり過ぎないバランスのいい照明です。
インテリアのような照明。
こちらの寝室はテラスも設けられているので窓があり、もともとがとても明るい空間です。そのため特別、明るい照明は必要ありません。
それによって、このようなかたちの照明が実現します。
ベッドの上部にベッドボードが設置されており、そのベッドボードを彩る飾りとして間接照明が設置されています。ベッドボードだけでも十分オシャレなのですが、そこに間接照明が加わることによってこちらもほどよい明るさを保ちつつ、モダンな雰囲気を演出しています。
コーニス照明。
こちらの寝室はもともと、とても狭く天井には梁もあるので圧迫感のある空間となってしまっていました。
こういった場合でも照明は活躍しますコーニス照明という、部屋の上部に照明を設けてその証明を壁によって覆って隠す手法です。
これによって、やわらかい光が部屋全体に広がりさらに、壁面も明るくなったことで圧迫感を軽減させることもできます。
使い方によって照明は、狭い空間を広く見せることもできるのです。
驚きの仕掛けがある照明。
このように、風景を主なテーマとして窓を設け家を設計していく場合もあるでしょう。
風景を大事にしている場合、通常は必要な照明も風景の妨げとなり邪魔になります。この照明はそんな風景のためだけに考えられた照明なのです。
こちらの照明は昼間は天井に隠れているかたちなのですが、夜になると天井にふんわりとしたやわらかな光が浮かび上がり、夜の風景を引き立てる特殊でちょっと変わった照明なのです。
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ライター/writer KAJIpapa