知っておきたい、エコスタイルを取り入れる方法

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エコな暮らしって、どんな暮らし?
家の壁を自然素材にすることも、家そのものの構造をエコにすることも、はたまた庭でとれたシソを天ぷらの具材として使うことも、言ってみれば全部エコな暮らし。
大なり小なりありますが、「暮らしの中に自然を取り入れる」ことが根底にあるような気がします。エコを、どんなスタイルで取り入れるかは自由。
一足先に、エコスタイルを取り入れた方々の暮らしを見ていきましょう。

風・光。その名もウイングハウス

丸く開いた穴から暖かな灯りが周囲を照らす。芝生に映る、丸い灯りが幻想的。

そんな魅力的な外観を持つこちらのお宅。

家全体の構造は、正方形の平面で、壁の4隅には風・光を取り込むようにと袖が跳ね出しています。家の中は、フローリングと壁の一部にならを使用。天井はしな合板。外観のスマートな印象とは対照的な、木の温もりを感じるナチュラルな内観。
外観・内観ともにそれぞれの魅力を引き出した、風と光の溢れるエコハウスです。

壁にはホタテの貝殻を

サーモンピンクの壁が、柔らかで暖かな空間のリビングにしています。こちらのサーモンピンクの壁は、木ゴテで塗った左官壁。そして、「そんな発想があったか!」と嬉しい驚きを与えてくれるのが、ホタテの貝殻を使ったという壁の塗装。

改めて感じたのが、自分の家って、もっと自由に作って全然OKなんだということ。瞬間の閃きが、マイホームの一部分になるという可能性。そんな、夢のあるリビング、素敵です。

自然素材と地中熱で暖かく

地下1階と地上2階からなるこちらのお宅。地下にアルミパイプを埋め込み、地中熱をファンで家に取り込んだエコハウスです。

出来るだけ機械設備には頼らずに、自然エネルギーで冬は暖かく、夏は涼しい快適な住まいを目指しています。

写真は2階のリビング。壁は珪藻土、天井と床は信州のカラ松を使用。木の温もり、そして吸収性のある珪藻土で、まるで家自体が呼吸をしているかのよう。

省エネ効果がすごい、吹き抜け構造

吹き抜けは、空気の循環と風の通り道が確立できる反面、室内の温度調節が難しいという面を持っています。その部分を完全に打破したのが、こちらのお宅。

通常の倍近い断熱材で家を包みこむことで、吹き抜けによる冬の寒さの問題を解決。冬場は吹き抜けのサッシから太陽熱を取り込み、暖房は、床暖房のみで対応。こうなったらもう、こちらの大勝利です。

真夏でもエアコンをつけなくて良い日も多く、圧倒的な省エネ効果が期待できます。エコと開放感を手にしたお宅、お見事です。
エコな暮らし。自然を暮らしに取り込んで、地球と家計に優しい暮らし。

例えばそう、エアコンを使わないで、窓を開けて過ごすことだって立派なエコです。どんなエコでもきっと楽しい。そして、自然は相も変わらず優しいはず。

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簀戸 2014年09月05日投稿 住宅設計 簀戸

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ライター/writer midori