朝、目覚めてから顔を洗う。
身も心もさっぱりと、清々しい気持ちになって一日をスタートさせる。
洗面室に不可欠なのは、清潔な洗面ボウルと今日の自分に会う、大きな鏡。
身支度の道具など、雑多になりがちな洗面まわりの収納も一緒に考えたい。
ぬくもりのある木のカウンターからスタイリッシュな洗面台、水栓金具など、
住まい手のセンスが光る、厳選の洗面室を集めてみました。
タイルと木、爽やかな空気感
目覚めの良い朝を迎えさせてくれそうな、きれいな空色のモザイクタイルの壁面。木部のカウンターと白の陶器とのコントラスト、さらに明るい陽射しの入る窓もある、爽やかな洗面室です。
ボトルが置ける程度の奥行きの棚はデザイン的にも美しく、洗面室のアクセントに。丸みを帯びたシングルレバーの水栓金具もどこかレトロで可愛い。
タオルハンガーは洗面カウンターの手前に取り付け、使い勝手よく。
ナチュラルな、居心地の良さ
雑貨店の飾り棚のような収納棚、ぴたりと鎮座する洗濯機。造り付けだからこそ生まれた、収まりの良い洗面室です。タオルハンガーはふたつ設置し、家族や来客に対応します。白を基調にしたナチュラルな雰囲気は、つい長居してしまいそう。
この洗面室で一番のポイント。それは天井近くにある小窓です。暗く、狭くなりがちな洗面室がこの窓によって、ぐんと広がりを感じさせてくれます。
非日常の中にある、機能美
あくまでもストイックな洗面室です。普通の住まいのとは思えない、非日常の美を感じます。
洗面台とシンクは左官工事による一体仕上げ。縁なしの鏡、蛇口とシングルレバーだけのシンプルな水栓金具がこの洗面台をいっそう引き立てます。
ところで収納は……?
心配無用です。左の壁の黒い部分はスチール製の扉になっていて、この中に歯ブラシなどの洗面用具を収納できるのです。
素材を組み合わせて、趣をつくる
こちらは番外編。ここは洗面室ではなく、玄関土間の一角に設置した小さな洗面台。帰宅した際や土間での作業の折、すぐに手洗いができて便利です。
風合いのある白い額縁のような鏡、ベージュのグラデーションの小さなタイル、そしてアンティークな真鍮の水栓金具は、さながらパリのアパルトマンのよう。
鏡の木枠はこのように奥行きをもたせれば、ちょっとした収納にもなります。
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ライター/writer 西岡