美味しい匂いに誘われて、家族が自然と集まる空間、キッチン。常に整理整頓された美しいスペースに保ちたいものですが、ついついものが増えすぎて収納に困ってしまうのも事実です。
生活感を見せないようにすべてをしまい込む隠す収納方法もありますが、せっかく気に入って購入したアイテムなので、思い切って「見せる収納」を活用しインテリアの一部として飾ってみてるのはいかがでしょうか。
ここでは、見た目も楽しくて、機能性も備わった“見せる”収納アイデアを紹介します。
お気に入りアイテムに囲まれたカフェ風キッチンの収納
壁にカラーを取り入れたり、デコレーションすることが可能であれば、自分の好きにものに囲まれたポップな空間に演出してみるのはいかがでしょうか。おしゃれな食器や使い勝手の良い鍋・フライパンを扉付きの収納棚にしまわずに、キッチン背面の見える収納棚に飾れば、調理している姿が想像できるような躍動感溢れる印象に。また、収納場所に困りがちなお玉やフライ返しは、S字フックを活用して壁面にひっかけて収納すれば、省スペースにも繋がります。
写真のようにキッチン前方に飾り棚を設置できる場合は、家族や友人との話題作りになる雑誌や本を飾って、おしゃべりをしながら時を過ごしたくなる、カフェなような空間に仕立てることができます。
一か所に集約したまとめ型収納のアイデア
壁一面を収納棚にし、キッチンアイテムや電子機器、雑貨など生活に必要なツールを一か所に集約させる一点集中型収納。これなら他の部分にものを置くこともなく、キッチンだけでなく部屋全体にすっきりとした印象を与えることができます。
写真のように家具の色をモノトーンに統一するなど、プラスアルファの工夫を加えると、さらにスマートな印象を与えることが可能。どこに何があるかが一目瞭然で、使い勝手が良いのも魅力的なアイデアの一例です。
北欧の空気を感じるウッディなキッチンの収納術
北欧の住宅を思わせるような、ぬくもりの溢れるキッチンの一例。
写真のように窓枠を利用したひっかける収納でキッチンクロスなど布類を飾れば、インテリアの一部としての役割も担ってくれます。
また、壁の上下に配置された飾り棚は、上段には普段使用しない食器や雑貨を飾り、下段には食材や使用頻度の高い食器を飾るなど、自然と片付けながら収納することが可能。
コーヒーブレイクの時間を日課にしたくなるような、落ち着きのある大人な空間に仕立ててみてはいかがでしょうか。
使い勝手にこだわったメリハリのある収納アイデア
広いキッチンスペースを確保できない場合は、見せる部分と隠す部分のメリハリをつけるのがポイント。
写真のように調理中に後ろを振り返れば“さっ”と取り出せる使い勝手の良さを第一に考慮した収納棚は、省スペースに繋がるだけでなく、調理時間の効率化を生み出します。
収納棚の段によって仕切りの高さを変えることで、必然的に収納するアイテムの統一性も図られ、全体的にまとまりが生まれます。
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ライター/writer 栗原