屋根に登るって、特別な体験。さらに、そこに草のカーペットが広がっていたら?そう思うだけでワクワクしてきますよね。屋根の上の陸地という、地面が浮いたようにも感じる不思議な空間から、眺めを楽しんだり、大の字で寝ながら空の星を見上げたりできるなんて本当に素敵です。ただ、実現するとなると、お手入れのことや費用のこともちょっと気になるので、「やっちゃえ!」っていう思い切りも必要。そこで今回は、草屋根への思いを後押してくれそうな、「家族がそこに集まるだけで絵になる」草屋根の事例を集めました。
二階なのに、芝生の庭が広がる空間
二階の洗面スペースから広がる芝生スペースは、一階の屋根部分です。この緑があるだけで、洗面室からの眺めが特別なものになっています。他の事例と同様に、一階の室内の温熱環境を考慮しつつ、二階からでも緑が見えるよう設計された住まいです。また、白い室内と黒い窓枠と緑の芝生のコントラストが絶妙です。窓を開ければ、草屋根の上を通って、少し冷やされた空気が入り、より爽やかな風が通る空間に。このように外に出られる緑のスペースがあるだけで、開放感がまったく違うのは、空間のゆとりから生まれる、こころのゆとりの要素が大きいのかもしれません。
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ライター/writer hotagos