ヴィンテージ家具やカラフルなインテリア、木目調のアイテムなどがしっくりくる海外の住宅の内装は、いつでも・いつまでも憧れの存在です。そんな海外風の住宅ですが、ここ日本で外観からこだわるのはなかなか難しいですが、リビングや玄関、洗面所など部屋ごとであれ、気軽に取り入れることも可能です。
今回はタイルやレンガなどを用いて部分的に海外風の住宅のような仕立てにするさまざまな例と、そこからヒントを得て実践につなげるためのアイデアをご紹介します。
黒タイルが家の個性を引き立てる
階段の壁面にブラックのタイルを用いた一例。1階と2階を繋ぐスペースであり、玄関からも見える家の中心部分にこのような目立つタイルを使用すると、ワンポイントとして印象的なイメージを与え、家全体の個性を引き立ててくれます。
写真の住宅では壁が白く、木材の階段を使用している分、全体的に“ぼやー”っとした広がりを感じますが、ブラックタイルを導入することで空間を引き締める効果があります。
住まい人や訪れるものに洗練された印象を与えてくれるはずです。
コンクリートブロックが洗練された空間を演出
ダイニングキッチンやリビングルームなど、家族が最も集まる部屋に取り入れる場合は、写真の住宅のようにシンプルなタイプのブロックを使用するのがおすすめです。一般的に使用されている壁はホワイトが多いので、他の部屋との統一性を考えたときにはホワイトのブロックを使用するのがおすすめです。また、その際に壁前面にブロックを使用するのではなく、一面だけに取り入れるアクセントウォールとして用いることで、違和感なくモダンで清潔感溢れる海外の住宅風要素を取り入れることができます。
レンガ調タイルを用いて海外風カフェのように
壁ではなくキッチンカウンターにレンガ調のタイルを利用した例です。壁面に比べてスペースが少ない分、初心者でも挑戦しやすいタイプがこちら。実際のタイルを利用するのに不安がある方は、最初はレンガ柄のウォールペーパーを用いて部屋の雰囲気を変えるのがおすすめです。
レンガ柄は木目調と見た目的に相性がいいので、革のソファーやアンティーク調のダイニングテーブルなど、ヴィンテージ家具を部屋に置いて、ヨーロッパ風住宅の雰囲気を醸し出してみてもいいかもしれません。
レンガタイルを使った海外風の玄関
訪れるものがわくわくするような遊び心を感じさせるレンガタイルの玄関。レンガの並び方を変えることで単調になることなく躍動感のある雰囲気を醸し出すことができます。すっきりと片付けてモダンな印象にするよりも、キリム調など柄物のラグを何枚も敷き詰めたり、絵画や写真、置物などをあえてごちゃごちゃと飾ったりするとポップで楽し気な空間に仕立てることがきます。
機能性も併せ持った洗面所のタイル
洗面所やトイレなどの水回りはどうしても水がはねやすいので、壁面にタイルを使用するとささっと拭き取ることができます。このように水回りで使用するタイルは、インテリア性として部屋を海外風に仕立ててくれるだけでなく、機能性も併せ持っています。
写真の住宅のように白面と黒面と2色のタイルを用いると空間に引き締まった印象を与えてくれます。
毎日使用する洗面所やトイレを海外風の仕立てにすれば、そこの置くインテリアの選択の幅も広がりますし、毎日利用するのが楽しくなるはずです。
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ライター/writer 栗原