年末年始は大掃除の季節。1年分の貯まった汚れをすっきり掃除する際に、合わせて収納スペースの整理整頓をしてすっきりさせてみるのはいかがでしょうか。
改めて収納を考えるにあたり、見せる収納としまう収納のメリハリをつけることがポイントです。見せる収納はインテリアとしての効果も兼ね備えた収納を、しまう収納は棚の中の効率を考えて取りやすいよさを考慮して整頓するように心がけてください。
今回はリビングやキッチンをはじめ、部屋別・スペース別にその場所にマッチした収容方法のアイデアをご紹介します。
リビングの壁面収納は思い出を飾って
家族が集まるリビングに壁面を利用した収納スペースが設けられている場合は、見せる収納としてリビングスペースに見合ったものを飾ってみてください。
壁面収納のスペースが少ない場合には、家族写真や旅先での思い出の品、植物などを飾ってみてください。飾る際にはすっきりとした印象を与えるために、アイテムとアイテムのスペースのゆとりを保つことが大切です。
また、扉付きの収納スペースが併設されている場合は、雑誌類など、ダイニングテーブルまわりで利用するものをまとめて収納すると部屋全体が整理整頓された印象になります。
キッチン収納は“出す・しまう”のメリハリを
台所の基本は食器、キッチンアイテムをすっきりと収納することです。まずは、食器棚の収納について考えてみましょう。普段使用する頻度が少ない来客用の食器などは上段に、普段使いのアイテムは比較的手に届きやすい中央部分に収納すると取り出しやすくとても便利です。また、鍋などの重いキッチンアイテムは、落としても衝撃が少ないよう下段に収納するのがベストです。
また、壁面収納スペースがある場合は、その場所にコーヒーやティーアイテムなどを飾るとインテリアとしての効果を発揮してくれ、カフェのような空間を演出してくれます。他にも調味料を統一した器に入れ替えて飾るのも、壁面収納スペースをおしゃれに仕立てることができます。
家の顔、玄関はすっきり収納を心がけて
最初に足を踏み入れる玄関は、その家の印象を決める“顔”といっても過言ではありません。来客時など訪れた人に好印象を与えるため、玄関は常に整理整頓された状態を保ちたいものです。そこで重要になるのが靴の収納になりますが、ほとんどの住宅でシューズクロゼットが備え付けられていることが多いと思います。重要なのはその中の整理整頓。食器棚の収納カテゴリーでご紹介したように、普段使用しないものは上段に、日常使いの靴は取りやすいように中段に、かさばるロングブーツなどは下段に収納すると使い勝手もよいので効率よく収納することができます。
メインの収納棚には入れるものを検討してフル活用
写真の住宅のように壁面に沿って作られた扉付きの大きな収納棚は、さまざまなものが収納でき万能です。布団や洋服などファブリックをここに一か所にまとめて収納するのもよいでしょうし、本が多い方はこのスペースを利用して収納するのも手です。
このように1か所にまとめて収納スペースを設けることで、他の部屋に収納棚を設置する必要もないので、狭小住宅を建てる際のアイデアとしても取り入れることが可能です。
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ライター/writer 栗原