暮らしに潤いを与える、木々や草花。敷地や建物面積に限りがあっても、どこかにほんの少しグリーンを取り入れるだけで気持ちがぐんと豊かになるものです。冬の今こそ、庭作りを始めるチャンス。暮らしを彩る庭を持つ4軒の住宅をご紹介しながら、こだわりポイントや庭作りのコツをお伝えします。
アプローチを活用した緑の小道
玄関の前にアプローチが取れる家の場合、こんな緑豊かな小道を作るのはいかがですか?四季折々の草木を植えることで、住宅街でありながら、いつでも緑を感じることができます。周囲からの目隠しの役割も果たしてくれるので一石二鳥。一般的にはマイナスにとらえられがちな旗竿地も、こんな緑のアプローチがあれば印象がぐっと良くなりますね。
ドライエリアに出現した観賞用の庭
地下室のある家ならではのアイデアがこちら。地下にギャラリースペースや和室を設けているこの住宅では、地下室には付き物のドライエリアを立派な「茶庭」に作り上げています。ドライエリアなので決して広いスペースではありませんが、センス良くまとめられているので、見ていて飽きません。やわらかな光が差し込む庭は春夏秋冬・朝昼夜で表情を変え、心を和ませてくれるそうです。
南国リゾート気分を味わえる、濃い緑の中庭
最後にご紹介するのは、高級リゾートホテルと見間違えるほどラグジュアリーな空間。エスニックな雰囲気にぴったりの植物が贅沢に植えられています。リゾート感を演出するには、濃いグリーンの観葉植物やヤシの木を植える、ベージュ系のタイルを使うことなどがポイント。ただし、南国生まれの観葉植物などは寒さに弱いため、室内に置くか、寒風が吹きつけない中庭に植えましょう。
関連まめ知識
関連Q&A
ライター/writer 玉置