便利な上になんだかウキウキ。今時の勝手口ドアを見てみよう。

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勝手口という言葉を聞くと、何故か思い出すサザエさん家の台所。
「ちわーす」と三河屋さんが顔を出すのが、まさに今回の主役である「勝手口」です。それから何年の月日が流れたのでしょう。時は流れ、平成の世。そしてこの平成も、もしかしたら、あと2年後には元号が変わるかもしれない今の日本。

しかし、私たちが住む日本にも、「勝手口」はしっかり存在しています。そしてそういえば、ちゃんと思い出すと私の実家にも「勝手口」なるものはしっかり存在しています。あなたが考えるマイホーム、「勝手口」はつける?つけない?まずは今日の勝手口特集、どうぞ見ていってくださいませ。

車に直通!家にも近道があるって便利

正面玄関から出なくても、勝手口からすぐに車へ辿り着けちゃう。まるで、どこでもドアのような利便性抜群の勝手口。

たくさん買い物をしてきた時も、ここからすぐに家へと運べてしまいます。
改めて、勝手口の利便性を再確認できる一枚です。

理想の間取り

1階のキッチン・リビングスペースを俯瞰で見下ろしてみると、動線に無駄のない、理想的な間取りであることが分かります。

3つ口コンロで作った料理は、くるっと背を向けたら、すぐに置くことが出来る作業台で一旦待機。もしくはテーブルで寛いでいる家族に、キッチンから手を伸ばして「これテーブルにお願ーい!」と言える、ベストな距離。

そして勝手口の向こう側はカーポート。実に暮らしやすい、暖かな空気が流れる家の写真。

玄関へと生まれ変わった勝手口

勝手口は、玄関にもなり得る。実際に証明してくれたのが、この1枚。

2世帯住宅へと改築したこちらのお宅。地下1改築勝手口だったドアは子世帯の入り口へと生まれ変わりました。新たに2階の玄関へと続く階段を設置。広い敷地に建つこのお宅。

元々の勝手口を無駄にせず、有効に活用した使用例、是非参考にさせていただきたい一枚です。

自然素材、勝手口。

素材感溢れるドア。今までの勝手口のイメージを、良い意味で裏切ってくれる出で立ちです。

こちらのお宅は、勝手口のみならず、家全体を木の素材感を大切にして造られました。この勝手口を開けると、温もり溢れる室内が待っています。

側から見ても、ほんわか心が温まるような、そんな勝手口です。
勝手口の意味を調べてみたら、お勝手に付いている出入り口、とのこと。
そして、お勝手の由来とは、諸説ありますが、弓を引く手=自由に使える手→勝手。時が流れ、その意味合いは主婦が自由に使える場所=台所→お勝手と呼ぶようになったとか。そして、勝手口は、自由に使える台所に付いている扉=勝手口。と呼ばれるようになったそう。

時代の流れとともに、呼び名が変わっていくものが少なくない中で、今でも当初と同じように呼ばれている勝手口。50年後も、100年後も、そのままの名称で呼ばれていますように。

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ライター/writer midori