スキップフロアとは、各階の高さの一部に変化をつけて壁を設けずに領域を変えることの出来る空間の作り方です。
例えば、1階から2階まで階段で登る、その途中に大きな踊り場があって、その踊り場にも空間としての役割を設けることで
壁を作らないでも個室感覚を手軽に感じることが出来ます。良くあるスキップフロアの例としては、
ダイニングキッチンをリビングに段差を設けることによって、プライベートなスペースとパブリックなスペースを
独立させて作ることが出来ます。また、スキップフロアのメリットとしては目線の高さが変わるので縦の広がりを感じ、
広く見えるということがあります。これは狭小住宅にとって大きな味方ですね。
他にも、各フロアの移動は1階から2階への階段のように距離が長くないので、子育て世代にも安心です。
万が一階段で転倒などしても落ちる高さはそう高くありません。デメリットとしては、壁がないので、
いわば大きなワンルームのようなスキップフロアは、光熱費がかかるなどがあげられますが、
子育て世代にとって、家族の気配を常に感じることの出来る空間は子供の成長を見守る期間に最適なのではないでしょうか?